ムシ歯の治療例1-臼歯について
最近のムシ歯の治療は 材料の性質が向上したことによって進歩しています。
金属でしか治療できなかったケースでも、今では高分子材料を用いてまるで天然歯のようにムシ歯を治療することができるようになってきました。
ムシ歯の治療によって「ムシ歯をなかったことにできる」 すこし言い過ぎかもしれませんが確実に進歩しています。
例

金属で噛み合せを修復したムシ歯の一般的な治し方です。丈夫なのでいいんですけど自然感がありません。もっと自分のもとあった歯の天然な感じで修復できるといいですね。このケースでは金属の修復した内部にムシ歯がありましたのでとにかく外しました。

左の写真の茶色の部分がムシ歯です。これをきれいに落とします。ムシ歯を残したまま詰めてしまうとあとから歯髄炎になって痛みますので、ここは慎重に行います。ここの処置が慎重に行われているかどうかがとても重要なところで、この細菌におかされた部分の処理が歯の寿命を左右するといってもいいでしょう。ある意味、歯科医師の倫理が形になるところです。

最近の歯科材料は進歩していて 力のかかる臼歯部にも十分耐えられて自然感のある治療が出来るようになりました。勿論医療保険も適応ですの安心です。ただしこの状態が永遠に続くものではありません。数年の間に少しずつですがどこか欠けてくることが多いです。原因は絶えず湿っている口の中の環境、細菌が数億も繁殖していることが正常という環境、夜間の噛み締めや歯ぎしりがあまりにも激しい、ということです。これらのことが複合的に関係して過酷な環境を作っているのです。